眠れない原因は夜にない

50代以降の「夜の過ごし方」設計

― 入浴・食事・光・呼吸 ―

「夜になると眠れなくなる」
「布団に入っても頭が冴える」

多くの人が、
夜そのものに原因があると考えがちです。

しかし50代以降の睡眠では、
夜は“結果が出る時間帯”にすぎません

眠れるかどうかは、
夜の過ごし方で「とどめを刺していないか」で決まります。


夜は「整える時間」であって「頑張る時間」ではない

前回の記事では、
睡眠ホルモンである

  • セロトニン
  • メラトニン

は、日中からの流れで決まることをお伝えしました。

👉 夜にやるべきことは、
新しい刺激を入れることではなく、
静かに切り替えること
です。


夜の過ごし方①|入浴は「温めすぎない」

50代以降の入浴で大切なのは、

  • 長く入らない
  • 熱くしすぎない

ことです。

おすすめの目安

  • 湯温:38〜40℃
  • 時間:10〜15分
  • 就寝の90分前までに終了

入浴の目的は、

体温を上げることではなく
その後に下がる流れを作ること

体温が自然に下がることで、
睡眠スイッチが入りやすくなります。


夜の過ごし方②|食事は「腸を休ませる」

夜遅い食事や重い食事は、

  • 腸を働かせ続ける
  • 自律神経を切り替えにくくする

という影響があります。

夜の食事で意識したいこと

  • 寝る2〜3時間前までに済ませる
  • 消化に時間のかかるものを控える
  • 量は「腹7分目」

👉 夜は
腸を回復モードに入れる時間です。


夜の過ごし方③|光は「情報」だと理解する

光は、体にとって強力な情報です。

特に夜の強い光は、

  • メラトニン分泌を抑える
  • 体内時計を遅らせる

原因になります。

夜の光対策

  • 部屋の照明を少し落とす
  • スマホは明るさ最小
  • 寝る直前の画面操作を減らす

「見ない」より
「弱くする」意識が現実的です。


夜の過ごし方④|呼吸で切り替える

夜に頭が冴える人ほど、
呼吸が浅くなっています。

簡単な切り替え呼吸

  • 鼻から4秒吸う
  • 口から6秒吐く
  • これを5回程度

吐く時間を長くすることで、
副交感神経が優位になりやすくなります。

👉 これは
眠るための合図になります。


50代以降の夜は「減らす設計」が正解

若い頃は、

  • 夜に詰め込んでも
  • 寝不足でも

何とかなったかもしれません。

しかし50代以降では、

  • 刺激を減らす
  • 情報を減らす
  • 動きを減らす

ことで、
睡眠の質は大きく変わります。


まとめ|夜は「静かに終わらせる」

  • 夜は頑張らない
  • 入浴は軽めに
  • 食事は腸を休ませる
  • 光と呼吸で切り替える

睡眠は、
夜に作るものではなく、
夜に壊さないことで守られるもの
です。


次回は、

👉 「睡眠は朝と昼で決まる
50代以降の“日中設計”」

として、
朝・昼の過ごし方を詳しく解説します。